2014年 05月 14日
器量好し。 |
「山菜の第二弾が届きました」。毎年、この時期になるとご近所のイタリアンのご主人からお誘いを受ける。今回は、タラの芽、のびる、こしあぶら、行者にんにく。こしあぶら、とタラの芽は天麩羅=イタリアンなのでフリットにしていただく。他の山菜もなるべく、余計はしない。ヴァーニャカウダ風にいただくと、お相手の竹鶴〔雄町純米)が、調子、良く、奏でてくれる。BuonoそしてOttimo。
お土産にいただいた山菜を、隣町のギャラリー「うつわノート」でもとめたばかりの器に盛ってみる。作者は有田に窯をかまえる山本亮平さん。のびるの皿は、入り口に飾ってあった、一枚。「これは?」「いやー目をつけられましたね。」少し、この皿の話をうかがっていると、「お持ちになります?」「是非」。
というわけで、ご主人お気に入り(本当は手放したくなかった、らしい)の一枚は、壺中に納まった、とさ。愛でたし愛でたし。
<写真左上から時計回りで>1.現在、「うつわノート 」で開催中(〜5/20)の
「山本亮平展 ~有田白磁の系譜~」でみつけた、白磁皿と灰釉溝縁皿(小物成皿・こもんなりざら)。「灰釉」は成分から。「小物成」は、この陶片が出てきた古い窯の名前による。皿のアクセントになっている見込みの金直しは、作家・山本亮平さん自らの手によるもの。2.お宝もの。天然の「たらの芽」と「こしあぶら」。3.「のびる」と「行者にんにく」は、イタリアンらしく!バーニャカウダーで。4.「こしあぶら」はシンプルに塩で。5.箸休め?に、ムール貝とねぎのワイン蒸し。6.こんなにしっかり大きいのは天然のなせる技。食べ応えたっぷりな「たらの芽のフリット」。
燗酒嘉肴「壺中」
東京都文京区湯島2−31−25太陽ビル 1F
営業 16時半ー22時半(LO21時半)
定休日 日曜・月曜 (火〜土曜の祝日営業)
*日・月曜日を貸し切りでご利用いただけるようにしました。ご興味おありの方は、cotyuu☛cotyuu.comまで、(☛を@に替えて下さい)お問い合わせください。
*毎月第一日曜、月曜、京都より講師をお招きし、金継ぎ講座を行っています。継ぎのみのご依頼もお受けしております。
by COTYUU
| 2014-05-14 08:22
| 落ちない噺