2012年 04月 02日
凝り性の人は電話一つ取り附けるにも頭を悩まして、梯子段の裏とか、廊下の隅とか、出来るだけ目障りにならない場所に持って行く。その他庭の電線は地 下線にし、部屋のスイッチは押入れや地袋の中に隠し、コードは屏風(びょうぶ)の蔭を這わす等、いろいろ、考えた揚句、中には神経質に作為をし過ぎて、 却ってうるさく感ぜられるような場合もある。(谷崎潤一郎「陰翳礼賛」より)眼に障るものに苦心する姿は微笑ましくも、悩ましくもある。これが書かれたのは昭和8年。谷崎ならずとも、今、建て売りの家であれ、注文のそれであっても、エアコンの出っ張りは塩梅がよろしくなく、拙宅では本棚に組みこんでいる。
アパートメントハウスのため、本棚は隣室との防音にもなっているのだが、設置してから20年を過ぎ、いよいよ交換しようとしたところ、同様機種が見当たらない。しかも、なんとか押し込めるのを用立てると、べらぼうな値段になってしまう。結局、流行のecoとは無縁のエアコンを使うしかない。おさまりは、かように悩ましい。
【お知らせ】
「壺中」は、4月30日(月)〜5月7日(月)まで、ゴールデンウィークのお休みをいただきます。翌8日(火)から、夕4時より通常営業いたしますので、よろしくお願いします。
燗酒嘉肴「壺中」
東京都文京区湯島2−31−25太陽ビル 1F
営業 午後4時〜10時(酒肴LO 9時00分/酒LO9時30分)
定休日 月曜 (日祝営業)



鳥取行きはただいま天候調査中です。こんなアナウンスが繰り返しながされている。鳥取まで飛び、鳥取駅から若桜鉄道に乗り換え、終点の若桜まで行くつもり、だった。


「いやー、良いモンはみんな日本ですよ」。ソウルの骨董屋さんを案内してくれた成(sung)さん。もう5、6年も前のこと。
「祝開店一週間」という熨斗のついた酒が届いた。
2011年10月24日 午後4時。 燗酒嘉肴「壺中」開店いたします。






昔むかし、あるところに、少年が居ってさ。この少年は、「狼が来る」となんども云っていたので、とうとう誰からも信用されなくなった、という超有名なお話。


「これは、このまま火にかけてええんや」と、自作の徳利を炉に差し込む。何度か、お邪魔したことのある母屋の心は、床よりもこの囲炉裏かと思う。この日、定位置に座る「土楽」のご当主・
「Give me a break」は、英語圏でよく使われる表現で、日本語の「勘弁して」、「何言ってんだい」に近いか。「Coffee Break(コーヒーブレイク)」も良く耳にする。こちらは、ちょいと一休みって感じかな。
「旨い酒、出す店、やるぞ」と雄叫びを上げてから、早8ヶ月(当ブログ宣言からは5ヶ月)。










当ブログカテゴリー「
中国では牡蠣を生食する習慣がなく、塩茹でしてから干した「蠔豉(ハオチー)」を食べていて、この「蠔豉」をつくる際の”余分”に目をつけたおじさんがいた。牡蠣の煮汁の旨みに注目、これを濃縮し、砂糖などのおまじないをかけ、もっと美味しくしようって。で、誕生したのが、ご存じ「蠔油(オイスターソース)」。
この頃、気になることがある。放っておいてもいいのだが、「いや、変だよ」と思えることが。たとえば、京都の料理屋、東京の寿司屋などで、それは見られる。「葡萄酒の氾濫」といえば、ちとオーバーかもしれないが、これみよがし、したり顔の面々が、「白だ、赤だ。やはりブルゴーニュだ」と喧しい。
夏場に買い込んだ酒も、朝夕の涼風にあたり、ひと味鍛えられたかと思う頃合い。どんなに暑くても、相方の「お酒」の言葉を待つまでもなく、いそいそと燗に仕立てる酔い組ふたり。夏の夜短(?)、秋の夜長、冬の…と、通年「燗」でごじゃります。そんな酒浸りの日々にあって、なにも秋雨(しゅうう)を待つこともなかろうに、というところではありますが。
「Italian Stallion」。直訳すると、「イタリアの種馬」。ちょいとお品のない言葉ですね。Stallionはイタリア語のStalloneと語源が同じだそうな。英語読みすると、ほら「スタローン」。てっことは、映画「ロッキー」で名を馳せたシルベスタ・スタローンと重なる。女好きで鼻っ柱が強く、威勢のいい色男の意味も併せ持ちます。