2012年 01月 22日
牡蠣買う客だ。 |
此処は流浮山(ラウファンシャン)。中国本土の深圳や珠海の街が対岸にあり、牡蠣と海鮮の村として知られている。「壺中」のオイスターソース=蠣油(ハオユー)もこちらの村で用立てている。
つめたい風が吹く中、黙々と牡蠣を並べている光景が目に入る。そうこれが牡蠣油の源?蠔豉(ハオチー)=乾牡蠣作りでございます。「壺中」はこの乾牡蠣を、この村ではなく、香港島の乾物街・徳輔道(デヴォーロード)で探すことにしている。様々な産地、製造者の物が集まっているからだ。入手は日本産の大粒、中粒、小粒の三種。この乾牡蠣をどう「壺中」でお出しすることができるか、只今、研鑚中。お楽しみに”雄町”じゃなくって、お待ちあれ。
オウベイ化?
デヴォーロードを少しセントラルエリア(中環)の方へ戻り、ハリウッドロード界隈を散策すると、また違う貌が見える。ここはどこ?の国、が。
SOHO(SOUTH HOLLYWOOD)と呼ばれる地域は、中華の匂いが希薄だ。骨董通りで名を馳せたハリウッドロードと交差する道々を片っ端から覗き、歩いてみると、漢字の文字が極端に減り、アルファベットが闊歩する一帯だと気づくだろう。
そう、ここは中華(圏)じゃない。西洋文化仕様地帯だ。特に、伊利近街=Eligin St.を中心に、そのオウベイ化は顕著だ。伊仏西料理はあたりまえ、各国のBar入り乱れての百花繚乱。中華に飽きたら、SOHOにお越しを。
最後のおまけもオウベイ=西貢(Sai Kung)。こちらも流浮山同様、ちと交通の手段が面倒だ。近年、環境の良さから欧米人の住民が増えているらしい。街に出てみると、な〜るほど欧米化、がすぐわかる。海岸沿いの海鮮レストラン、街中のカフェ&バーに、その答がわかやりすく表れている。
天の邪鬼の「壺中」二名は街はずれにある、香港唯一(店のマダム)のスリランカ料理屋でお昼をいただいた。過去に三度程(それぞれ一ヶ月前後)スリランカに滞在していた懐かしさもあってか、”ランカスタイル”のランチ、すこぶる満足でございました。お相手はベルギービールの大手「ステラ・アルトワ」。口の福、在り。
【蔵元訪問&研修の為のお休み】
壺中で扱うお酒の蔵元を訪ね、一部泊まり込む蔵もあり、1月30日(月)〜2月6(日)まで、お休みいたします。2月7日(火)から営業いたします。勝手ながら、ご理解をいただきたくお願い致します。
燗酒嘉肴「壺中」
東京都文京区湯島2−31−25太陽ビル 1F
営業 午後4時〜10時(酒肴LO 9時00分/酒LO9時30分)
定休日 月曜 (日祝営業)
by COTYUU
| 2012-01-22 17:51
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