2013年 08月 21日
タイ料理は美味しい?か。 |
日本では、タイのゲーン(汁)のおかず系を”タイカレー”と云ってはばからない。これはビュッフェスタイルの食事サービスを「ヴァイキング」と呼ぶのと変わらない。一部、欧米でも「Thai curry」と記したり、タイのホテルや観光客の多い店などで「Thai curry」なる品書きを用意しているところもあるにはある、が。
和国で、最近流行りのタイカレー?の内、緑色系を「ゲーン(汁)・キョ(緑)・ワーン(甘い)」と云う。つまり、緑色をした汁物総菜。中華文化の影響を受けているアジアの食は、広く「ぶっかけ飯」圏だ。独断でいえば、四川に発する「麻婆豆腐」もこの類にあたる。元々は、これでもかとご飯にぶっかけていただく。麻(マー)のしびれと唐辛子の辛が相まって飯がすすむってわけだ。ちなみに、日本の蕎麦屋の「かけ蕎麦」は「ぶっかけ蕎麦」を簡略によんだものである。
東南アジアの中でも、タイのゴハンは「美味しい」ということになっている。「なんでか」を考えるに「海南鶏飯=カオ・マン・カイ」の助けをかりる。
マレー半島のいずれかの国に出かけ、「海南鶏飯=ハイナンチーファン」のお世話になった人も多いはず。元々、海南島出身者が新天地を求めて旅たった先で故郷の味を広めた料理のひとつ。こうした中華のカタチは「ババニョニャ・プラナカン」として、シンガポール、ペナン、マラッカなどにそのルーツを残している。
タイではどうかというと、海南の系譜には繋がるが、漢字をとっぱらい独自の発展、カオ=お米+マン=脂+カイ=鶏=「カオ・マン・カイ」となり、タイのあちこちの屋台や小体な店で、自慢の味を競っている。流行っている店は万国共通、一目瞭然、混んでいるのですぐわかる。マレーの譜を持った「サテー」を出す店もあるので、お試しあれ。
そしてもう一皿。今でこそチェンマイ名物となったカオソーイ(加哩風麺)。元は”ジンホー”の人々のものらしく「雲南カオソーイ」などと呼ばれ、ミャンマー国境一帯の地域に多く見られる。
ユンナン=雲南とあるように、中華に属する。これにミャンマーの隣国、インド文化圏(スパイス)が重なって醤と香辛料のタッグ。これに地域独自のハーブなどがひと味を加え、中華湯(スープ)の基礎力が融合して、「こりゃ、食べタイ」になるんではないだろうか。
チェンマイにカオソーイが出現したのは、最近のこと。日本のガイドブックに多く取り上げらている有名店なんざ遠く及ばない、素晴らしいカオソーイを出す店がチェンマイ市内にある。何処かって?、お探しくださいな。タイの料理の旨いの元は、中華(系)にあるということはすでにお話した。その佇まい、ご主人の顔、これらで、ちゃんとを食べてきた人なら、探せる、はずだ。
燗酒嘉肴「壺中」
東京都文京区湯島2−31−25太陽ビル 1F
営業 16時ー22時(LO21時)
定休日 日曜・月曜 (祝日営業)
日・月曜日を貸し切りでご利用いただけるようにしました。ご興味おありの方は、cotyuu☛cotyuu.comまで、(☛を@に替えて下さい)お問い合わせください。
和国で、最近流行りのタイカレー?の内、緑色系を「ゲーン(汁)・キョ(緑)・ワーン(甘い)」と云う。つまり、緑色をした汁物総菜。中華文化の影響を受けているアジアの食は、広く「ぶっかけ飯」圏だ。独断でいえば、四川に発する「麻婆豆腐」もこの類にあたる。元々は、これでもかとご飯にぶっかけていただく。麻(マー)のしびれと唐辛子の辛が相まって飯がすすむってわけだ。ちなみに、日本の蕎麦屋の「かけ蕎麦」は「ぶっかけ蕎麦」を簡略によんだものである。
東南アジアの中でも、タイのゴハンは「美味しい」ということになっている。「なんでか」を考えるに「海南鶏飯=カオ・マン・カイ」の助けをかりる。
マレー半島のいずれかの国に出かけ、「海南鶏飯=ハイナンチーファン」のお世話になった人も多いはず。元々、海南島出身者が新天地を求めて旅たった先で故郷の味を広めた料理のひとつ。こうした中華のカタチは「ババニョニャ・プラナカン」として、シンガポール、ペナン、マラッカなどにそのルーツを残している。
タイではどうかというと、海南の系譜には繋がるが、漢字をとっぱらい独自の発展、カオ=お米+マン=脂+カイ=鶏=「カオ・マン・カイ」となり、タイのあちこちの屋台や小体な店で、自慢の味を競っている。流行っている店は万国共通、一目瞭然、混んでいるのですぐわかる。マレーの譜を持った「サテー」を出す店もあるので、お試しあれ。
そしてもう一皿。今でこそチェンマイ名物となったカオソーイ(加哩風麺)。元は”ジンホー”の人々のものらしく「雲南カオソーイ」などと呼ばれ、ミャンマー国境一帯の地域に多く見られる。
ユンナン=雲南とあるように、中華に属する。これにミャンマーの隣国、インド文化圏(スパイス)が重なって醤と香辛料のタッグ。これに地域独自のハーブなどがひと味を加え、中華湯(スープ)の基礎力が融合して、「こりゃ、食べタイ」になるんではないだろうか。
チェンマイにカオソーイが出現したのは、最近のこと。日本のガイドブックに多く取り上げらている有名店なんざ遠く及ばない、素晴らしいカオソーイを出す店がチェンマイ市内にある。何処かって?、お探しくださいな。タイの料理の旨いの元は、中華(系)にあるということはすでにお話した。その佇まい、ご主人の顔、これらで、ちゃんとを食べてきた人なら、探せる、はずだ。
燗酒嘉肴「壺中」
東京都文京区湯島2−31−25太陽ビル 1F
営業 16時ー22時(LO21時)
定休日 日曜・月曜 (祝日営業)
日・月曜日を貸し切りでご利用いただけるようにしました。ご興味おありの方は、cotyuu☛cotyuu.comまで、(☛を@に替えて下さい)お問い合わせください。
by COTYUU
| 2013-08-21 22:22
| Escape