2013年 10月 02日
酒器数寄に。 |
去る9月29日、午後3時から「古玩を楽しむ」と名をうった会が「壺中」でひらかれた。狙いは、弊店のお客様である、この会の呼びかけ人(T氏)所有の酒器で酒を酌むこと。単純にして明快。
「黒高麗」の茶碗に「生酛のどぶ」をなみなみと張って「吸い茶」風で口をきる。続いては、オランダ製のガラス器に、「竹鶴雄町純米」をうんと冷やしたのを詰め込んで、一気に臓の腑を覚醒させる。現代作家では「森陶岳」、「川瀬忍」など。骨董は唐津、伊万里、信楽。李朝からは白磁盃、鶏龍山。安南や、タイ・スンコロクもある。徳利は、T氏愛蔵の二本、「李朝堅手」「丹波ろうそく徳利」。それぞれが、気に入りの盃を選び、交換しながら酒の質と器の協奏を楽しむ。
そも、「骨董とは」なんて書き出すのは野暮なんで、此処は露伴先生の「骨董」にお任せする。壺中が思うには、骨董に限らず、「良い物は、いつの時(時代)でも新しい」につきる。なんど観ても、新鮮で新しい発見がある。ダヴィンチ、ミケランジェロ、宗達、クラシックの音楽、古典落語然り。
*今回記載以外の酒器、大判の画像をご覧になられたい方は、お燗番FBスレッド をどうぞ。
燗酒嘉肴「壺中」
東京都文京区湯島2−31−25太陽ビル 1F
営業 16時ー22時(LO21時)
定休日 日曜・月曜 (火〜土曜の祝日営業)
日・月曜日を貸し切りでご利用いただけるようにしました。ご興味おありの方は、cotyuu☛cotyuu.comまで、(☛を@に替えて下さい)お問い合わせください。
by COTYUU
| 2013-10-02 11:28
| 酒池酒林