2013年 01月 17日
福福香港。 |
一年ぶりの香港・西貢(サイクン)。目をつけておいた店「六福菜館」で卓を囲む為だ。海鮮が有名な漁村でありながら、この店は海辺に面していない。そのロケーションが気になっていて、今回の再訪とあいなった。
九龍城にある贔屓の潮州料理屋「創撥」と比べるために、菜単を合わせる。蝦蛄。香港では 「瀬尿蝦」と記す。掴むとピュッとオシッコのように水を吐きだすから、だそうな。日本のと違い、とても大きい。マテガイ、これもレギュラーサイズとはだいぶ違う。店員が「大きいけどいくつ?」と数を聞いてくるほど。揚げとうふは随分とお品よろしく、鎮座してお出ましになられた。お味もカタチどうり、美味しゅうございました。名物と見られる醤油味の和え麺は、どの卓でも供されていた。口の福、六福に勝り?、是非のお出かけを。
この村に数日滞在できる宿を探しているが見つからない。欧米人が多く移り住んでいるため、朝早くから開くカフェやベイカリーがあって、快適にすごせそうなのだが。
欧州福。
香港島のSOHO地区も、中華とは違う文化圏が年々広がっている。坂道の街歩きに疲れたら、あちらこちらのパブやカフェで一息。そんな時の一軒。「Staunton's Wine Bar + Cafe」。お隣は同経営のイングリッシュパブ、お向かいのカフェなど数軒をオペレーションしている。ターキッシュブルーの椅子と照明も好好。まずは「ステラアルトワ」で喉の乾きを。スタッフも感じよろし。麦酒も旨い。そうこうするうちにカウンターには常連さんが陣取り、ベンチシートも観光客で埋まってしまった。客層も大きなご馳走。ここは移動せず、だらだらと呑みながらが、Ping Pong。
お酒をソーヴィニヨン・ブランにかえ、街歩きの人達を見物。よく見ると多くの観光客がこちらを写真に撮っている。どうもこのあたりが格好の撮影スポットらしい。路上には、ロンドンのパブよろしく、立ち飲みのビジネスマンがモデルを気取っている、って云ふ寸法だ。
九龍側に渡るフェリーボートの中で、お仕舞いの一杯は決めていた。以前、香港水上警察だった建物を改装したホテル「HULLETT HOUSE」のダイニングのバー。奥に旧留置場が見物できるパブもあるが、テラス越しに眺める街並みを肴にする、こちらがよろいい。
ただし、けして”凝ったもん”を期待してはいけない。東南アジアの大概のところで、「まいりました」のカクテルには出会えない。ここも同じ。「Gin and Tonic」と繰り返すだけで、福音が訪れる、かも。
燗酒嘉肴「壺中」
東京都文京区湯島2−31−25太陽ビル 1F
営業 16時ー22時(LO21時)
定休日 月曜 (日祝営業)
by COTYUU
| 2013-01-17 18:40
| Escape