2015年 06月 16日
本との味。 |

”言った僕”は、團伊玖磨。男爵の家に生まれた作曲家。奥様の和子さんは中華料理に長けていて「團和子の美味しい中国食べ物語」などを著している。
かふいう物言い、食べることを遊ぶというのが、結構、難つかしい。車のハンドルよろしく、適当なお遊びがないと、塩梅が悪いもんでございます。
伊玖磨師範に習い、杓子定規をやめ、ゆるり遊んでみようではございませんか。傑物の本には、直裁のご指南からまったくの縁遠い話まで、「いとおかしき」に溢れています。あらかじめの答えがある合理にかまけず、文脈のヒダに潜んでいる「らしさ」や「匂い」をかぎとる。行間の味、本と(ぅ)のご馳走なんぞ、いかがでしょう。
米の酒、葡萄の酒、麦の酒、蒸溜の酒 在壺中。
お知らせ。
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by COTYUU
| 2015-06-16 12:04
| 落ちない噺